今回ご依頼をいただきましたのが、別の車屋さんにてご購入をいただいたそうですが、納車して1ヶ月位でエアコンが効かなくなったと先日いらしていただいた方のエアコン修理となります。その車屋さんから、『この車種はエアコンのガスが漏れやすい車なので...』との説明があったそうです。1ヶ月位でエアコンが効かなくなったため、補充してほしいとのご依頼での初回来店でした。私も長年携わってきておりますが、漏れやすい車?初めて聞きました。そんな車あるはずありません!嫌ですね~、最初から壊れていたのではないのでしょうか。なんともヒドイお店ですね。購入店に相談してみたら?ともお話をいたしましたが、お客様も購入したお店とはかかわりたくないとの事でしたので、作業を承りました。
初期方法にてクーラーガス補充とガス漏れ検知剤を入れさせていただきました。次効かなくなった時にどこから漏れているかがすぐに検査できるよう下準備をしておりましたので、今回の作業はスムースに行えます。
検査の結果、エキスパンションバルブとエバポレータから大量に漏れていました。当社でガス補充して1週間経つか経たないかで効かなくなったそうです。これだけ漏れていたらとうなずけるほどの漏れでした。
まずはエンジンルームから外さないといけないものはどんどん、外していきます。ガス漏れのせいで少し回りがべとついてます。エンジンルームの作業が終わると次は室内側。ダッシュボードはごっそり取り外しますと、きれいにエアコンユニットがお目見え。
今回少しでも費用を抑えるために、中古品ではありますがエアコンユニットをそっくり交換となりました。付け替えるだけで済むのでその分工賃がお安くなります。エキスパンションバルブはそのまま中古を使用するのはマズいのでこちらは新品で交換します。
新品のエキスパンションバルブを装着したエアコンユニットを所定の位置に戻し、ダッシュボードも元に復元。真空引きを入念に行いまして、規定量をガスチャージにて完成~! のはずが。。。
エアコンコンプレッサーが一定時間を経過するとなぜか止まってしまい、風がぬるくなりました。・・・・?なぜだろうとお車を拝見。オーバーヒート気味になっている!!サーモスタットが開いてない~~。これでは水温が上昇しすぎてコンプレッサーのクラッチ止まるわ!となり、急きょサーモスタットを交換しました。その後はもちろん持続してコンプレッサーも回り続けて冷風が出てくるようになりました。あちこちお疲れ気味だったのでしょう、このワゴンRは。でもしばらくは大丈夫そうですね。まだまだ暑い日が続ております。頑張ってエアコンに働いてもらいましょう~。せっかく直しましたので。この度はご用命ありがとうございました。
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