当社ホームページをご覧になっていただいて、お問い合わせをいただきました、白井市にお住いのA様。ありがとうございます。今回のご相談はエアコンが効かなく、ガスを補充して次の日には冷たい風が出てこなくなったとの事でした。早速拝見させていただきましたが、まず第一の原因はエアコンサイクルの詰まりでした。
エアコンの詰まりによる原因のほとんどがこのエキスパンションバルブ。極細の穴で霧吹してます。冷たい空気をつくるのにとっても重要な部分です。まずは交換してエアコンサイクルが循環できるようにしていかなくてはなりません。
右側が取り外したエキスパンションバルブで、左側が新品のエキスパンションバルブ。こちらを交換します。
クーラーコンデンサー自体漏れはありませんでしたが、リキッドタンクというコンデンサーに併設してあるものには汚れ等を回収するフィルターが入っております。少しでもつまりのある可能性の部品は今回同時作業していきます。ご予算に合わせて社外新品部品を使用します。
エキスパンションバルブ、クーラーコンデンサーを交換後、一度真空引きにてガス漏れがないかを点検します。真空引き後しばらく車両を放置させていただき、確認したところ...う~ん、微妙に針が動いているような気が。念のため再度真空引きを行い、今回は通常よりも長い時間をかけて検査しました。一晩つなげたままにしてみた所、やっぱりどこかで漏れてます。
最初の方でエンジンルーム内の漏れはないことを確認できていたので、残るはというと室内にあるエバポレーターからの漏れしかありません。エバポレーターの交換にはダッシュボードを外さないと交換できません。
エバポレーターは社外新品の設定がなく、純正新品しか部品供給がありませんので、今回ご相談をさせていただいて中古のエアコンユニットでごっそりそのまま交換の方向で進めさせていただきました。
外した部品を元通りに組みつけたあと、最後に真空引きで再検査。お祈りしながら真空状態が保てていることを願い、しばらく放置。おかしな挙動もなく真空状態が保たれていましたので、クーラーガスを入れていきます。
エアコンフィルターもかなりゴミやほこりが詰まってました。このフィルターを通って出てくる風を浴びると思うと少しゾッとしますね。フィルターも新しくします。フィルターが詰まると、風量も弱くなりますし、効きも低下します。さらには臭いの原因にもつながります。今回交換するエアコンフィルターはDENSO製のクリーンエアフィルター!高除塵・脱臭・抗菌防カビ・抗ウィルス・安定風量・PM2.5をブロックとうたわれているフィルターです。通常エアコンフィルターは1年に1回の交換をオススメしております。
室内の復元したところに異常がないか、電装品の再接続も再確認します。エアコンの方は、ばっちり冷たい風が出てきてます。当分の間は大丈夫そうですね。エアコン作業は本来すべての部品を交換するのが基本ではありますが、お車の状態、お使いになられる状況、様々な観点から全ての作業を全部交換でとはいきませんので、最終的にご相談させていただきながらできる限りの作業をいたしております。まずはご相談いただければ幸いです。
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