当店お客様、鎌ヶ谷市にお住いのC様より、ご相談の上ご入庫いたしました。エンジンを始動しようとしたけど、クランキングしなく、JAFを呼ぼうとしてしばらく放置状態。その後再びかかるかなとエンジン始動を試みたらようやくエンジンがかかったとの事でした。また止めてかからなくなることを心配して急きょお預かりとなりました。
C様よりお預かり時にお聞きしました。以前にも数回ではあるが始動時に金属音のようなものがあったそうです。
これは大事な情報ですね。お預かり後のエンジン始動はすんなりとかかるので、ごくたまに一時的な不具合だとは思いますが、次いつ症状が出るかは不明なので、今回はバッテリーの状態とエンジン始動に必要な怪しいセルモーターも見ていくことにします。走行も118,000km走ってますから疲れてきていてもおかしくありません。
10万kmオーバーのセルモーターの不具合はトヨタ 1AZエンジンには結構見られる症状ですね。当店でもかなりの台数交換してきました。
セルモーターの単体点検、今では交換で済んでしまうのであまりやる機会は少ないのですが、基本的に、キーを回したときに飛び出る『プランジャー』といわれるものがしっかりと出てくるのか!また出たまま保持できているのか!最後にちゃんと引っ込むのかを点検します。
動きが悪いですね~。毎回ではありませんが、気になります。ここは気持ちよく交換と行きましょう。
今回はお客様とのお話でご予算に合わせてリビルト品のセルモーターを使用します。保証も2年付いてますので、安心ですね。
バッテリーをテストした結果...測定不可となりました。エンジンがかからなくて何度か回していたことも電圧の大幅な低下にもつながっているとは思いますが、交換してから4万kmほど走行しているのでバッテリーもそろそろ限界かなと思われます。走った分だけバッテリーも消耗しますからね。せっかくなのでバッテリーも新品に交換いたします。
交換後は、アイドリングの安定具合やエラーコードが入っていないかなどの確認作業を行い、特に問題がありませんでしたので作業は終了となります。エンジンがかからなくなるのは非常に大変なので、これでしばらくはご安心して使ってもらえますね。ありがとうございました。
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