船橋市にお住いのK様よりお預かりいたしました。発進時にミッションのつながるタイミングが遅い時があるとの事でご相談をいただいた結果、
CVTフルードの交換をご提案いたしました。実際に作業してみないと何とも言えませんが、CVTフルードの交換自体は良いことなので、たとえ症状が緩和されなくてもリフレッシュされます。
まずはお預かり後、走行テストの試運転に行きました。走行は特に違和感もなく普通に動いています。
70でも後期型なのでオイルパンにドレンコックはついていません。オイルパン自体を外しながらフルードを抜いていきます。
走行距離が15万6千km。おそらく今まで無交換だったと思われる状態。抜いたオイルはかなり黒っぽい紫?何とも言えない不思議な色です。
汚れているのは確かです。これでは油圧もかかりにくいでしょうね。
第一印象は、ミッションオイルパンの中にあるバルブボディまわりは意外ときれいな方でした。オイルパンの中の磁石は鉄粉がタップリ、ぬるぬるです。オイルストレーナーも真っ黒。ここはしっかりとキレイにしておかないと、フルード交換の意味がないので作業していきます!
オイルパン、磁石、バルブボディは清掃。オイルストレーナーは新品に交換。オイルパンガスケットは新品にて組みつけます。
トルコン太郎を車に接続しまして、まず抜けた分を補充。その後規定量のにて圧送交換を始めます。
最初は内部クリーニング用でアイシン製CVTフルードで圧送交換。1サイクル交換だと3枚目画像の通りまだオイルは黒ずんでおります。
ここから2サイクル目に突入!2サイクル目はワコーズCVTFのプレミアムスペックを使用。耐熱性・酸化安定性・油圧のかかり方に関しても優れたオイルです。クリーニングをしながら再度圧送交換します。
2サイクル交換後のミッション内部の最終的なオイルが6枚目の画像の状態。黒ずみもなくきれいな色になりました。
あとは車両を復元、油量調整を行ってから走行チェック。漏れ等無いことも確認して作業は完了しました。
お待たせいたしましたが、当日修理作業が出来て良かったです。ご用命ありがとうございました。
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